2024年4月1日に開設された宮内庁の公式Instagramアカウントは、天皇皇后両陛下の活動を中心に発信を続けており、現在フォロワー数は180万人を超えています。最近、その運用に秋篠宮家の活動も取り上げる方向で検討していることや、SNS情報発信に対する予算3400万円の計上が話題となり、多くの議論を呼んでいます。
本記事では、宮内庁のSNS運用にかかる税金についての背景や、ネット上での様々な意見を整理しながら考察します。
宮内庁がインスタ運用に予算3400万円を計上
秋篠宮家への発信拡大と予算増の背景
2025年度予算の概算要求で、宮内庁はSNS情報発信に3400万円を計上。また、広報担当職員の増員を求め、発信体制を強化する方針を示しました。西村泰彦長官は、これまで天皇皇后両陛下の活動を中心にしていたInstagramの発信を、秋篠宮家など他の宮家の活動にも拡大する方向で検討していると述べています。
この動きは、紀子さまが「インターネット上でのバッシングに悩んでいる」と述べられたことに対して、西村長官が「必要に応じて対応を取る」と述べたことから始まっています。
急激な体制強化に対する否定的な声
宮内庁のSNS運用に対する予算の増額と体制強化について、SNSでは疑問の声が多く上がっています。一部の報道では、専属カメラマンの起用や広告代理店と提携して広報活動全般についてアドバイスを受けることが報じられ、急激な体制強化への批判が高まっています。
特に、秋篠宮家の邸宅の大規模改修費用や、これまでも様々な形で予算が追加されてきた背景を知る国民からは、「また特別扱いではないか」との声も上がっています。
3400万円のSNS運用費用は高すぎる？ネット上の反応
否定的な意見：「税金の無駄遣い」「3400万円はおかしい」
宮内庁のInstagram運用に3400万円の予算をかけることに対して、多くの否定的な意見が寄せられています。ネット上では、「税金3400万円もかけてSNSを運用するのは無駄遣い」「個人や団体でもローコストで情報発信ができるのに、なぜそれほどの費用が必要なのか」という疑問が多数見られます。
また、秋篠宮家に関する予算増額が続いていることについても、「贅沢や税金の使いたい放題」との批判が多く、「会計監査を徹底すべきだ」との声も上がっています。さらには、専属カメラマンの起用や広告代理店との提携について、「そこまでする必要性を感じない」「国民の税金を何だと思っているのか」との厳しい意見も多く見られます。
肯定的な意見：「SNS発信は必要」「国を代表する存在にかける費用としては微々たるもの」
一方で、宮内庁の情報発信に一定の予算を割くことに賛成する意見もあります。「国をある程度代表する人々に3400万円は微々たるもので、反対する前にもっと大きな問題に目を向けるべき」との意見や、「各宮家の活動を広報することは国民に活動を知ってもらうために必要だ」とする声もあります。
また、「天皇陛下のためのスタッフや予算が既にある中で、秋篠宮家を追加するために専属スタッフを増やすのは効率が悪い」としつつも、「ある程度の規模がある企業であればSNSにこの程度の予算やスタッフを割くことは不思議ではない」という冷静な視点も見受けられます。
宮内庁の広報体制強化の是非と今後の課題
宮内庁の情報発信の必要性と国民への説明責任
宮内庁は、皇室の正しい情報を国民に伝えるためにInstagramを運用しています。しかし、その費用が適正かどうかについては疑問の声が上がっています。特に、SNS運用に専属カメラマンや広告代理店の提携が本当に必要なのか、その費用が適切かどうかは精査されるべきです。
また、多くの国民が「税金の使い道」に敏感になっている現状を踏まえ、宮内庁は予算の内訳を公開し、透明性を高める必要があるでしょう。これにより、広報活動への理解が深まる可能性があります。
今後の広報体制の方向性と国民の理解
宮内庁の広報体制を強化し、SNSを通じて各宮家の活動を発信することは、国民に皇室の活動を広く伝えるための一手段です。しかし、国民の理解を得るには、費用対効果や発信内容の適切さを十分に検討することが必要です。
特に、宮内庁が今後の広報活動においてどのように透明性を確保し、国民からの信頼を得るかが重要な課題となるでしょう。
まとめ
宮内庁のInstagram運用に3400万円の税金がかけられることに対して、多くの国民から疑問の声が上がっています。予算の適正性、情報発信の必要性、そして秋篠宮家への特別扱いと受け取られることに関して、様々な意見が飛び交っています。
宮内庁が正しい情報を発信することで国民の反応が変わるかどうか、そしてその費用が適切かどうかは今後の課題となりそうです。透明性を確保し、国民に説明する努力を続けることが、広報活動への理解を得るために必要でしょう。
