東京の街角、特に渋谷と下北沢で目にする「エビチリ」という言葉が書かれた落書き。この一見なぞめいた言葉は、”エビチリボーイ”と呼ばれる人物によって始められたとされ、多くの注目を集めています。
この記事では、エビチリ落書きが何を意味しているのか、その背景にあるストーリー、そしてなぜこの言葉が繰り返し描かれるのかについて探ります。エビチリボーイの謎に迫りつつ、公共の場でのこの行為がどのような法的な問題を引き起こしているのかも明らかにしていきます。
- エビチリ落書きが最初にどこから始まったか
- エビチリボーイと呼ばれる人物が関与している可能性
- 落書きが文化的なコンテクストやメッセージを持つかもしれないこと
- エビチリという言葉が持つ意味や社会的な影響
渋谷・下北沢に「エビチリ」の落書きが増殖中
まずは話題となったニュースの内容を見ていきましょう。
2024年4月の取材が話題
2024年、特に注目されたのは渋谷と下北沢で繰り広げられた「エビチリ」落書きに関する取材です。
めざましテレビの「ココ調」取材班は、早朝4時に渋谷で行われたこの珍しい落書きの瞬間を直撃しました。この取材では、街の壁や公共の看板に無断で「エビチリ」という言葉が描かれる瞬間を捉え、その背後にある動機や意図を探りました。
この出来事はSNSで広く拡散され、公共の場におけるアートと破壊行為の境界についての議論を呼び起こしました。
落書き犯に「顔隠すな」と批判が集中
2024年4月の取材中に、エビチリ落書きの犯人が現行犯で捉えられた際、放送時に彼の顔にモザイクがかけられ隠されていました。これに対し、ネットでは
モザイクかけなくていい
犯罪なんだから顔晒せ
という声が目立ちました。
エビチリの落書きの元ネタ・意味
この「エビチリ」落書き、そもそもなんで広まったのでしょうか?元ネタや意味を調べてみました。
はじまりは「エビチリボーイ」から?
エビチリ落書きの元ネタは、通称「エビチリボーイ」とされています。
彼の作品は主に渋谷や下北沢の壁面や公共施設に現れ、注目を集めました。
この落書きが現れ始めた当初は、地元のコミュニティやSNS上で軽く見られていましたが、そのユニークなスタイルと繰り返し現れるエビチリの文字は、次第に認知され、話題となりました。
増殖し続けるエビチリ落書きはこのエビチリボーイが書いた「エビチリ」も模倣したものだと言われています。
エビチリボーイのSNSアカウントは現在不明
この東京のストリート界隈でカリスマ的な人気を誇っているエビチリボーイですが、現在はX、Instagramのアカウントが消えています。
これには
エビチリ落書きが社会問題化したから消したのか?
捕まったのか?
など様々な憶測が飛び交っています。
ステッカーなどのグッズを販売されていたとされるメルカリにも、エビチリボーイとみられるアカウントは見つけられませんでした。
エビチリの落書きの意味は?
エビチリ落書きの意味については、具体的な定義や背景は明確にされていません。初めて見る人にとってはただの不思議な単語かもしれませんが、この言葉が持つ文化的なコンテクストや意図するメッセージは、エビチリボーイにしか真意は理解できないかもしれません。一部では、このエビチリという言葉がある種のジョークや、何かの内輪ネタであるとも考えられています。
この落書きが広まる過程で、いくつかの理論が提唱されています。その中で一番受け入れられているのは、「エビチリ」という言葉自体に特別な意味はなく、そのユニークさや覚えやすさが人々の興味を引き、模倣を促したというものです。また、SNS上での拡散を見ると、人々はこの奇妙な言葉を自己表現の一形態として楽しんでいるようです。
落書きは犯罪
日本において、公共の場所や他人の所有物に無断で落書きをする行為は犯罪とされています。
具体的には、「器物損壊罪」として扱われることが多く、刑法第261条に基づき、この行為には罰則が定められています。器物損壊罪には、「他人の物を損壊し、または汚損した者は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる」と規定されています。
まとめ
- エビチリ落書きは渋谷と下北沢で特に増加している。
- 落書きの犯人「エビチリボーイ」と呼ばれる人物が起源である。
- エビチリボーイの正体は不明で、SNSアカウントも現在は消えている。
- エビチリ落書きは公共物に無断で行われている。
- 落書きは犯罪行為で、器物損壊罪にあたる。
- 罰則は3年以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられる。
- 落書きの意味や目的はエビチリボーイ本人にしかわからない。
- SNSでの拡散がエビチリ落書きの広がりを加速している。