来季プロ17年目を迎える巨人・中田翔内野手(34)が、今オフに海外FA権を行使する可能性が4日、浮上しました。
今回はそんな中田翔選手について
- 今季の成績と現在何軍なのか
- FA宣言が浮上した経緯
- 獲得が浮上する球団名
をまとめてみます。
中田翔選手の今季の成績は?何軍なのか?
今シーズンの成績
中田翔線の2023年シーズンの成績は、
・92試合に出場
・打率2割5分5厘
・15本塁打
・37打点
となっています。
開幕から主に1塁手(ファースト)、5番打者として、攻撃陣を引っ張ってきました。
しかし、5月に試合中のプレーにより右太もも裏の肉離れを発症し離脱。
の後はコンディション不良の影響などもあり、シーズン後半は出場機会を減らしていました。
中田翔選手は現在何軍?
上記のようにシーズン後半は目立った活躍ができなかったためか、
中田翔選手はシーズン最終盤は2軍で過ごしています。
FA宣言が浮上した経緯
昨年オフシーズンに巨人と3年契約を結んでいた
中田翔選手は、2022年オフシーズンに巨人と3年契約を結びました。
そんな中での今回のFA宣言だったので、驚いた人も多いようです。
ただ、この契約には選手側が1年ごとに契約の見直しや、破棄ができる「オプトアウト」の条項がついているとのこと。
オプトアウト【意外と知らない野球用語】
選手自ら契約を途中で見直したり、破棄してFAになったりすることができる権利。MLBでは一般的に契約条項に盛り込まれるが、日本ではまだ馴染みが薄い。
Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ―
このような条項なので、契約途中でFA宣言したとしてもなんら問題はないようです。
岡本和真選手の一塁定着
中田翔選手にとっては切実な事情もあります。
チームでは9月7日のヤクルト戦から坂本勇人選手が遊撃(ショート)から三塁(サード)へコンバートという大きな動きがありました。
それに伴って岡本和真選手が一塁に定着。
この流れは来季も続きそうで、名一塁手としても過去にゴールデン・グラブを複数回受賞している中田選手が「働き場所」を求めて、宣言してもおかしくはない状況となっています。
移籍先の候補はどこ?
そんな中田選手ですが、FA宣言となれば獲得に動く球団も出てきそうです。
圧倒的なポテンシャル
今季後半ではくすぶっていたとはいえ、
過去3度の打点王に輝き、
34歳シーズンとなった今季も再び登録された、9月15日の中日戦で1試合2発を放つなど、
衰えぬパワーを示しています。
秋広優人選手の育成の実績
さらに中田選手といえば、今シーズン急成長を果たした若手の大砲候補・秋広優人選手の育成に一役買ったことも評価されています。
元々兄貴肌で面倒見の良さで知られていましたが、秋広選手に関してはともに自主トレを行う中で、体を大きくする大切さ、打撃論なども伝え、新55番の覚醒をサポートしました。
自身の圧倒的なポテンシャル、そして片鱗を見せる指導者としての才能。
そんな中田選手の獲得に乗り出す球団は少なくなさそうです。
以下、候補を挙げてみます。
獲得先候補①:中日ドラゴンズ
今季最下位に沈んだ中日は、
「若手が多い」「中軸を任せられる勝負強いバッターを必要としている」という点で、補強ポイントとも合致します。
特に立浪和義監督の続投が決まった中日では、今季は現役ドラフト組の細川成也選手が気を吐きましたが、まだまだ成長が必要な若手が多く、強打の右打者として球界を代表するキャリアを積んできた中田選手に学ぶことも多そうです。
獲得先候補②:日本ハムファイターズ
中日とともにリーグ最下位に沈んだ日本ハムも候補として挙げられるでしょう。
こちらも続投が決まった新庄剛志監督は、自身3年目のシーズンとなる来季の目標に優勝を掲げています。
今季、本塁打王争いをくり広げた万波中正選手など、将来が楽しみな若いバッターは多いですが、しっかりと打点を稼げるベテランも勝利のために欲しいところではあります。
古巣の日本ハムは移籍したときの経緯もあり、獲得に乗り出すかは不透明ですが、こちらも移籍候補として考えられるでしょう。
まとめ
今回はFA宣言の可能性について囁かれている中田翔選手について
- 今季の成績と現在何軍なのか
- FA宣言をした経緯
- 獲得が浮上する球団名
をまとめてみました。
巨人でもすっかり「大将」キャラが定着、多くの後輩から慕われる中田選手。
果たして今オフ、どんな決断を下すのか。一躍注目の存在となりそうです。